[REALFORCEユーザーの答えか?]FILCO Genuine Wood Wrist Rest M sizeをバード電子製と比較しながら1ヶ月使用してみた感想

管理人
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1ヶ月前、僕はREALFORCE用にFILCO製パームレストを購入した。もちろんHHKB純正のバード電子製を買い足すという選択肢もあったのだが、せっかくのタイミングなのでFILCO製を購入してバード電子製と比較してみようと考えた。

REALFORCE R3HH11用のパームレストを購入

2022年6月、僕はREALFORCE R3HH11を購入した。到着日からメイン機として使用を開始し、家の中ではほぼ全ての作業をREALFORCE R3で行うようになった。しかし、僕はこれまで2台のHHKBをメインとした環境を構築したきたこともありREALFORCE用のアクセサリーは全く購入していなく、HHKB用のアクセサリーの使い回しを行なってきたのだが完璧と言える環境ではなかった。

その一番の問題点がパームレスト。HHKBをメインにしてきたこともあって省スペースのものしかないため矢印キー等の右側はパームレストがカバーされておらず、特に矢印キーを多用する場面では本当にストレスだった。そのためREALFORCEサイズのパームレストを購入しようと考えたのだが、HHKB純正のバード電子製パームレストはすでに2台所持しているため、以前から興味があったFILCOのパームレストを購入することにした。

ここからは、僕がFILCOとバード電子のパームレストを1ヶ月比較しながら使用した比較ポイントと結論を伝えていこうと思う。

比較開始

ここからはよくパームレストを選ぶときに注目されるポイントを一つずつ比べてみようと思う。

比較1、価格

バード電子・・・税込価格5720円

FILCO・・・税込価格3980円

まずは価格差価格差から比較しよう、そう。この時点で大きな差がある。FILCOのパームレストの方が1740円も安いのである。

静電容量無節点方式に合わせて完璧に設計されている数少ないパームレストであるというバード電子製のメリットはもちろん大きいのだが、後述するようにFILCOも非常に品質が高いため、HHKB純正だからという理由で1740円を追加で払うのは流石に理由が少なすぎると感じる。

ここはFILCOの圧勝か。

比較2、高級感

どちらも無垢材のウッドパームレストであることは変わりないので、これはデザインの好みによると思う。

ただし、FILCOは1色しか選択できないことに注意。バード電子で言うクリアー色に近いカラーしかラインナップが存在しないため、ウォールナット色のような濃いめのカラーが欲しい場合は必然的にバード電子一択となる。

個人的には、後述する機能美的な理由もあってFILCOの方が勝ると思っている。

比較3、所有感

これ、これ、これえええぇぇぇぇぇ!!!と叫びたくなるポイント。安くても1万5000円、高いものでは3万円をこえる高級キーボードと組み合わせて使うパームレストにも所有感は絶対に必要だ。

どちらも高級感のあるウッドパームレストなのでもちろん所有感はある。バード電子は3年間使用しているが毎日満足して愛用しているし、使うのをやめようと思ったことは一度もない。しかし、所有感ではFILCOの圧勝だと言える理由がある。

実はFILCOには後から装着できるレザーシートが存在しており、最初はそのまま使い、飽きてきたり買い足した時にレザーシートを装着するという贅沢この上ない使い方も可能で、数年間、数十年に渡る使用でも満足度が圧倒的に高いからだ。ちなみに僕も半年後あたりにレザーシートを装着する予定。キャメルとか美しすぎてあかん。

これも文句なしでFILCOの圧勝。

比較4、タイピング時の快適性

タイピング時の快適性にも一応触れておくが、はっきり言ってこれは個人の好みだろう。使用しているキーボードや姿勢によって評価は全く変わる。

ただし、僕はFILCOの方が相性が良かった。そう言える理由は3つある。

まずはFILCOの持つフルキーボードとの相性の良さ。全てのキーに手首を動かさずに届くHHKBをはじめとする省スペースキーボードと違い、REALFORCEをはじめとするフルキーボードは矢印キーをはじめ一部のキーを打鍵する際に手首を移動させる必要がある。バード電子の木は硬めの感触もあって手首がしっかり固定される感じがあり省スペースキーボードでは快適なのだが、手首を移動させる回数が多いフルキーボードではこの硬い感触が逆に違和感の原因となる。FILCOは比較的柔らかい感触のため、手首を移動させた際も痛みがなく長時間の使用も超快適である。

次に挙げられる理由はパームレストの傾斜。僕は家族に怒られるくらいの後継姿勢好きなのだが、FILCOのパームレストが持つ絶妙な傾斜が後傾姿勢時の手首の角度と相性が良くて最高。一生手首をおいていたくなる中毒性を発揮する。一方、フラットな形状のバード電子は前傾での使用時に最高の安心感を持つが、後傾での使用時は角部分が手首に当たるため少しストレスを感じる。

そして、最後の理由はこの溝。一見悪趣味なデザインアレンジにしか見えないが、これは長期使用による反りを軽減するためなのだ。はっきり言って、底面へのこだわりはFILCOの方が圧倒的に高い。大きなゴム面積、反り対策の底面加工、しかも表面にはレザーをつけられる。いや、最高すぎるやろ。

前傾姿勢が多い以外の理由でバード電子を選ぶ理由は見つからなかった。後傾姿勢なら絶対にFILCO一択。

総評:僕にはFILCOが合っていました

これまでの比較を簡単に説明すると、

・価格はFILCOの方が安い
・どちらも高級感は素晴らしい。ただしウォールナット色が欲しいなら必然的にバード電子一択。
・ゴム面積や溝などの底面の作り込み、レザーシートの装着も可能など長期間の満足度を優先するなら絶対にFILCO。気にしないならどちらでもOK。
・フルキーボードならソフトな感触で手首を移動させやすいFILCO、省スペースキーボードなら硬めの感触で手首が動きにくくフィット感があるバード電子がおすすめ。
・絶妙な傾斜があるFILCOは後傾姿勢と、フラットなバード電子は前傾姿勢と相性抜群

と言うものになる。これを参考にして、僕は

・価格は気にしないが安い方がいい・・・FILCO
・暗めのカラーが好きなためウォールナットが欲しい・・・バード電子
・鉄板やゴム面積が大きな特徴であるREALFORCEと組み合わせるため、底面の作り込みは絶対優先・・・FILCO
・パームレストは複数所持のため購入後のレザーマット装着は魅力的・・・FILCO
・テンキーレスのREALFORCE(フルキーボード)で使用・・・FILCO
・僕は凄まじく後傾姿勢・・・FILCO

と言う結果を参考にFILCOを選び、現在1ヶ月使用しているが大満足だ。(それまでFILCOは所持していなかったので不明な点もあったがネット上のレビューを参考にして情報収集した)

最後に、こんな備忘録的な比較レビューを最後まで読んでくださったあなたも是非一度高級キーボードとパームレストを手に入れて欲しいと思っている。自分に合ったものを選べれば何時間作業しても疲れがないという快適さに感動するはずだ。

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