
このブログの最初の記事は何が相応しいのか。ひたすら考えたが、これ意外に思い浮かばなかった。ある意味、様々なメディアが毎年、新モデルが出るたびに買え買えと煽りまくる上に、使用者が最新の製品を持ち込みカフェでドヤ顔するMacというものが一体どのようなものなのか、何が良いのか、1年ごとに買い換えなければならないのか、そもそもWindowsと何が違うのか。この記事を書くためにブログを開設したと言っても、全く嘘はない。
※画像は後々掲載します
- メリット
- 「Mac」であること
- macOSを使用できる
- 世界一美しいOS macOS
- Apple製品で揃えることの最大のメリット 連携機能
- macOSがユーザーフレンドリー、だけど高度な作業もサクサクできる
- 究極のサイズ「13インチ、1.3kg」であること
- MacBook Pro1台で全てをこなせる万能性
- USB-Cはそれほど不便ではない
- 無限の可能性があるトラックパッドを使用できる
- バタフライキーボードは「滑らせるようなタイピング」と相性が良い
- ノートPCにしてはスピーカーが高音質すぎる
- 購入3年。しかし、最新機種に見劣りはしないし、不便なところはない。ただし、メモリ8GBは厳しい。
- 使用するApple製品が多くなっても、「使う機会がなくなる」気がしない
- Mac史上最高レベルのデザイン。おそらく、Apple製品の中でもトップクラス。
- Macが「想像もしない未来を引き寄せる」
- よくよく考えてみると、三年間の間一度も滑らせて落としたことがない
- デメリット
- 購入を勧められる人、勧められない人リスト
- だから何なの?
- 補足:Retinaディスプレイについて
- 総評:「愛」Book
メリット
13インチMacBook Proは2017モデルまで2コアだったが、この後の2018年モデルから4コア、2020年のM1モデルでは8コアと進化し、このモデルはスペック的には現在のMacBook Air以下となっている。だからと言って、それに不満を持ったことも嫌いになったことも一度もない。大好きな相棒だ。
「Mac」であること
「そりゃMac買うんだから当たり前だろ。」というツッコミが飛んでくるかもしれないが、僕は至って真面目に言っている。それは、Macを選ばないと使えないものがあるからだ。それは、
macOSを使用できる
こんな前半で結論を書いてもいいのかはわからないが、Macを選ぶ理由はほぼ「macOSが使用できるから」だ。
macOSを利用することができるのはMacしかない。ちなみに、Macなら一応Windowsを使用することができるが、WindowsでmacOSは使用することはできない。MacにはmacOSをはじめ様々な魅力があり、もしもmacOSが使いにくいと感じてもWindowsを使用することができる。そのため、WindowsとMacのどちらを選ぶかで迷っている人には、「Macに興味があるなら一度はMacを使用するべき」と僕はアドバイスをしている。
世界一美しいOS macOS
macOSには他のOSにはなかなか存在しない大きな武器がある。それは「美しさ」だ。
今、この記事を読んでいるあなたは「OSに美しさが必要?何を言っているかさっぱりwww。。。っていうか、いつまでOSの話するんですか?www」なんて思っているだろう。実際僕もOSに美しさなんか必要ないと思っていたが、それはとんでもない大間違いだった。美しい壁紙、美しいアプリアイコン、美しいフォント、美しいエフェクトをはじめ、全てが美しいmacOSによって、Macを使うことが1000倍、いや1000000倍楽しくなる。実際、僕はブログは閲覧するだけとばかり思っていたが、今現在この記事を執筆している。それは、Macを使うのが楽しいからだ。「そうだ、Macで何かやってみよう。」誰をもそんな気分にできる、それにはハードウェアだけではなくソフトウェアの美しさも必要だ。もちろん、僕は美しさだけでmacOSを選ぶことはない。他にも理由はある。それは、
Apple製品で揃えることの最大のメリット 連携機能
そう。macOSには、他のApple製品との大きな連携機能がある。
単独で使用するなら他メーカーの方が革新的な製品を多数発売している。しかし、そんな中Appleが凄い凄いと言われる理由には、製品同士での高度な連携機能がある。
例としては、閲覧しているWebページや画像などをすぐに他のApple製品に送信できる機能「AirDrop」、Macで途中まで作業して、その続きをiPhoneやiPadでも作業することができる、「純正アプリ群」、所持している全てのApple製品でコピーした文章などが共有される「ユニバーサルクリップボード」、一瞬で行えるテザリング、高い同期機能など、挙げ出したら止まらない。
故に、僕はiPhoneやiPadを所持しているなら、一度はMacを手に取って欲しい。そう思っている。
macOSがユーザーフレンドリー、だけど高度な作業もサクサクできる
iPhoneやiPadを使ったことがあるならすぐに馴染めるユーザーフレンドリーなインターフェース、ユーザーがMacを使いやすくするための機能提供など。これはMacを使用者の中でもはや当たり前だとまで言われている。しかし、他のOSならばどうだろうか。どんどん改悪されて、使うか使わないかわからない機能だけが追加・自慢されて、使える人はドヤ顔そのもの。そうなってしまっては、製品を使う意味はいつの間にか消え、すぐそばにあっても手に取らなくなってしまう。しかし、そうはならないのがmacOSだ。ここ最近で追加された凄い機能といえば、「macOS Catalina」で追加された「Sidecar」。これは、iPadをMacのセカンドディスプレイとして使うことができる機能だ。これによって、どこでもデュアルディスプレイ環境を作成することができるようになった。僕の場合は、HHKB Professional BT、Magic Mouse 2、MacBook Pro、iPad(2018)、SideCarを組み合わせて、モバイルガジェットだけの構成で簡単に持ち運べるデスクトップPC並みの作業環境を構築することに成功した。そう。ユーザーフレンドリーなだけではなく、高度な作業をしたり、使い慣れている人をさらに満足させる改良が何度も施されるのである。「使ってみて損はない。」僕がこう断言できるのは、初心者も上級者も全てにおいて1ランク上の体験ができるからだ。
究極のサイズ「13インチ、1.3kg」であること
さて、ここからはやっとハードウェアの話だ。
手元になければ製品は使うことができない。ノートPCは重ければ持ち運べないし、軽くてもそれによって快適性が台無しになったらもちろん持ち運ぶ価値を感じない。いつでも、どこにでも持ち運べる究極のサイズ「13インチ、1.3kg」。確かにデスクトップPCと比べれば作業効率は劣るし、自宅ではもう少し大きいサイズの方がいいかなと思う。しかし、Macには前述した通りApple製品同士の凄い連携機能がある。それが、究極のサイズであるMacBook Proの、mac OSの機能を最大限に引き出している。
例としては、自分の部屋のiMacで行っていた作業の続きをMacBook Proを使ってリビングで作業する、iMacをメインとして、ユニバーサルクリップボードなどの連携機能を使いながら超爆速作業をするなど。
外出先ではメイン機、自宅ではデスクトップPCのサブ機として活躍できる究極のサイズ。それがMacBookとmacOSの魅力をさらに引き出している。
MacBook Pro1台で全てをこなせる万能性
基本的にMacBook Proに出来ない作業はない。逆に使う人間のスペックが足りない場合の方が圧倒的に多い。(少なくとも僕はこれに当てはまる)
しかし、確かに古くなってくるとスペック不足になることもあるし、高負荷作業が長く続くような場合には電池持ちが心配になる場合もある。
ただし、僕のMacBook Proはカスタマイズなしのいわゆる吊るしモデルだが、タブを多めに開いてのブラウジング、ブログ執筆、写真の簡単な編集、動画再生、音楽鑑賞などの外出先で代表的になるような作業では全く問題はない。最近レインボーカーソルが頻繁に出るようになったなぁと感じるくらいだ。
そのため、現在販売されている新品・整備済製品なら、自分が求めている作業ができるかなどの心配をする必要はないと思う。逆に、MacBook Proがあれば何があっても問題はないとも思わせる、万能性からくる安心感の方が間違いなく大きくなる。
USB-Cはそれほど不便ではない
メディアを見てみると、「USB-Cがクソだ。USB-C廃止しろ。」とUSB-Cのみの搭載となった搭載端子を酷評するのがMacBook Proレビューの定番だが、それは数年前の話だ。実際に、その記事や動画のアップロードされた時期を確認すると、大体は2016年、2017年のものだ。つまりMacBook ProがUSB-C端子のみの搭載になってからそれほど年月が経っていない時のレビューなのだ。現在はどうかというと、少し不便なところもあるが、これを購入しない理由として挙げるのはナンセンスではないかと僕は考えている。さまざまなハブ・ドッキングステーションの選択肢も増え、使用者の理想のハブが手に入りやすくなっており、逆に薄型・軽量化された筐体の機動性が大きく目立つ形となっている。USB-C端子のみの搭載となって薄型化したMacBook Proは、昔のMacBook Air並みの機動性を手に入れ、さらに万能機としての地位を確立させた。それを考えれば、この程度は誤差の範囲だ。
また、Bluetoothをはじめとする無線機能の進化やクラウドサービスなどの普及により、そもそも外出先に大きなハブを持ち出すことも少なくなってきている。これからも進化は続くはずなので、購入検討中の方はここにも注目してみよう。
無限の可能性があるトラックパッドを使用できる
Macを選ぶ理由として当たり前すぎて全然注目されていなく、最近やっと色々な活用情報が出てきたトラックパッド。しかも、最近のMacでは、他メーカーより圧倒的に大きいものが採用されている。しかし、大きいために問題があるとは感じない。むしろ便利。
最近のメーカーはこのトラックパッドをパクろうと全力で頑張っているが、操作の正確性にしても、エフェクトなどの美しさなども、全てにおいてMacが優れている。
ちなみに、僕は使用していないが、BetterTouchToolを代表にさまざまな外部ソフトでさらにトラックパッドを便利にできる。気になる方は絶対に調べてみるべき。
バタフライキーボードは「滑らせるようなタイピング」と相性が良い
誰もがご存知の悪名高きバタフライキーボード。パンタグラフ式としては規格外にタイピング音が爆音で、汚れに弱いことで恐ろしい酷評にあっている。汚れについては環境次第だが、タイピング音を抑える方法は存在する。
それは、「滑るように、撫でるようにタイピングをする」ことだ。キーストロークが浅いバタフライキーボードのメリットは、上から打ち下ろさなくても、ゲーム機のボタンを押すように打鍵ができることだ。慣れる前は非常に難しいが、慣れれば非常に静かに打鍵することも可能である。ただし、一部絶対にバタフライキーボード搭載モデルを勧められない場合が存在する。それについては後述。
ノートPCにしてはスピーカーが高音質すぎる
デスクトップPC並みの高音質。Apple製品のスピーカーはドンシャリ傾向のセッティングというよりはフラット寄りなものが多いので、数時間聞いても全く疲れない。特にiPad Pro・MacBook Pro・iMac等のスピーカーの音質は圧倒的。安物のスピーカーを購入するなら、本体のスピーカーを使用した方が間違いなく良いスピーカー体験ができる。
購入3年。しかし、最新機種に見劣りはしないし、不便なところはない。ただし、メモリ8GBは厳しい。
2021年現在、使えるはずもないような性能をアピールして収益を得ているメディアや、その言葉を鵜呑みにして毎年毎年新型のMacを購入してカフェでドヤ顔している人がかなり目立っているため、Macをよく知らない人は、「Macを使う人はス○バでドヤ顔する人ばかり」などというとんでもない偏見を持っている模様だ。
しかし、実際は違う。Macは愛されるパソコンなのだ。ほとんどの人は自分のMacを愛している。
近くにあるだけでワクワクする→ワクワクするからMacを開く→何かしてみようかなと思う→自分のやりたいことが見つかる→Macを使うのが楽しいからどんどんテクニックが上達する→いつの間にか想像もしなかった能力が身につく
これはどういうことなのか。簡単に言えば、「Macを使えば使うほど、パソコンのスペックではなく使用者のスペックが上がる」ということだ。パソコンのスペックがいくら上がったところで、使用者が何も変わらなければ、パソコンのスペックの差は完全に無駄になる。
よく、「Macって高いよね。」という声を耳にするが、実はApple税と呼ばれる本体の異常な高額さとは自分のテクニック上昇のための先行投資ではないのかと僕は考えている。使っていて本当にワクワクすることができない製品など買ったところで置きっぱなしになって押し入れ行き確定だ。そうなれば、少し安く購入できたとしても全く意味がない。Apple製品は美しい。見た目もOSも全てが。そうでなければ使わないのだ。使うことによって製品の元が取れる。使うことによって自分のテクニックも上昇する。最高の好循環が「製品の美しさ」という一見どうでも良さそうなことによって生まれるのだ。
そして、3年使っても、前述のようにスペックが足りないと感じたことはない。ただ、メモリが足りない。最近同時にアプリを開く数が増えたからだろう。また、僕は本当はメモリ16GBモデルを購入しようとしていた。しかし、僕はとあるとんでもない理由からメモリ8GBモデルを購入することとなった。それに関しては後述。
使用するApple製品が多くなっても、「使う機会がなくなる」気がしない
Appleは、前述の連携機能により、1つ製品を購入するとどんどん欲しくなってしまう。そうなると、こんな問題が浮上する。「いつかMacBook Proを使わなくなるのではないか」という問題だ。特に多いのが、iPad Proの購入時。確かに、現在のiPad Proは少しずつ進化を重ね、ノートPCのように使えるようになってきた。しかし、Macには全く及ばない。macOSでしか動作しないアプリもあり、それ以外にも、マルチタスク作業の快適性、総合的な性能のバランスなどをはじめ、やはりMacが圧勝だろう。そもそも、MacBookとiPadが1つのセットなのであって、この2つを比べるのはナンセンスだが、これを書くと止まらなくなるのでこの辺りで。購入から3年経ち、圧倒的にスペックが高いiMacを購入しても、機動力に勝るiPadを購入しても、やはりMacBook Proがないと駄目だと思うタイミングは1日のうちに何度もある。
Mac史上最高レベルのデザイン。おそらく、Apple製品の中でもトップクラス。
ここから、なぜ僕が愛してやまないMacBook Proが僕のもとで活躍するようになったのか、それを書いていこうと思う。
2018年3月、それまで僕はAndroidタブレットを6年使い続けてきた。しかし、Android OSが古くなり、使用したいゲームやその他アプリが対応しなくなってきてストレスが溜まっていた。インターネットを駆使し様々な趣味の知識をつけてきたこともあり、次もタブレットの購入をすれば失敗はないと思っていた。そして、iPadの上位モデルであるPro12.9インチをメインに購入検討をはじめた。しかし、いつものように情報を収集しているとき、とある有名ブロガーの記事を見つけ、その計画は全く違う方向に動き始める。そのブログの名は、「Apple信者1億人創出計画」。そこでは、僕の予想だにしない恐ろしい世界が広がっていた。それは、とにかくApple製品を愛しまくるという、初見ではドン引きするような内容をメインに扱っていた。実際、当時の僕はドン引きしたというのが半分、恐怖が半分だった。しかし、2ヶ月ほど記事を読み続け、ブログの理念やApple製品への思いを知り、恐怖は少しずつ薄れていった。しかし、そんな時、いきなりMacを欲しいと思ってしまうような記事が公開された。とりあえず、僕のレビューなどどうでもいいのでこれを読んで欲しい。
「【2019】狂気に満ちたApple信者のiMacレビュー|5K 27インチ SSD256GB」
いかがだっただろうか。これは、、、狡い(´;ω;`)ブワッ
これ見て欲しくならない人なんていないでしょう(´;ω;`)ブワッ
この記事によって、ドン引き要素は一瞬で憧れへと変わっていき、僕はいきなりMacの購入を検討しはじめた。そして、とあるApple製品を取り扱っている家電量販店へ。そして、「今日は下見。あとからしっかりカスタマイズして購入するんだから。」などと言っていた当時中学生の少年Madanaiは、MacBook ProのTouch Bar吊るしモデルをまさかのお持ち帰り。実は、購入検討していたモデルは、iMac 27インチ5Kモデル、MacBook Pro 13インチTouch Bar非搭載モデルだったのだ。しかし、とある理由によって購入検討外の、しかも当時問題山積みのTouch Bar搭載モデルを購入した。
「一目惚れしました。Touch Barかっこよすぎ。変態Apple信者も狡いと思ったけど、比べ物にならん。参りましたm(_ _)m」
そう、なんと一目惚れだ。これまでどんな趣味で何を購入するにも、インターネットでひたすら情報を集め、自分で本当に必要か見極め購入してきたのに、使うかもわからないMac、しかも購入検討外のTouch Barモデルを「一目惚れで」購入したのだ。現行モデルをも上回るデザイン、見たものを虜にするスペースグレイ、滑らかに動くTouch Bar、スピーカーとトラックパッド、キーボードの絶妙なバランスは、この世に存在して良いのかもわからないような存在感と美しさだった。そして、そんなMacBook Proへの愛は3年間変わることなく、何かやりたくなったらタブレットでも携帯でもなく、MacBook Proを自然に手に取り、どんどんと知識をつけ、現在のブログ執筆にも至った。一目惚れからの超速お持ち帰り、大正解だ。
※画像は後々掲載します。
Macが「想像もしない未来を引き寄せる」
「ここにきてドヤ顔タイムかよ!」と突っ込みたくなるようなメリット。僕としても想定外で、全てを超越したMacの美しさには、人を呼び込む効果でもあるのではないかと思うほど。前述した「Apple信者1億人創出計画」の管理人でもあるうぉずさん(Youtubeではぬふぬふさんと呼ばれています。僕の記事なんてどうでもいいので、3本でもいいから動画を見てみてください)はじめ様々なブロガーさん・Youtuberさんを知ってコメントをしたり、ライブ配信でボケコメントを出してみたり(笑)、ガジェオタさんの話に参加できたり、様々な職業を知ったり、「Madanai」としてブログをはじめたり、3年間様々な「初挑戦」をMacとともにできた。そして、それは「一目惚れしたMacBook Pro」であったからこのようなことができたのだ。24時間365日美しいMacが、僕のやる気を掻き立てた。それによって僕は、見た事のない様々な世界を見ることができた。
そして、これは前述した「近くにあるだけでワクワクする→ワクワクするからMacを開く→何かしてみようかなと思う→自分のやりたいことが見つかる→Macを使うのが楽しいからどんどんテクニックが上達する→いつの間にか想像もしなかった能力が身につく」という循環なのだ。
また、興味を持っている人にも勧めやすい。それは、様々なライフスタイルに対応でできるMacBook Proの万能性あってこそ。他のApple製品は癖が強い物もあり、なかなか勧めにくい物もある。しかし、MacBook Proならば、誰にでも勧められるのだ。そして、それは圧倒的な美しさが所持者の能力を最大限に引き出すからだ。
よくよく考えてみると、三年間の間一度も滑らせて落としたことがない
この期間使用して一番驚いていることは、「一見滑りやすそうに感じるMacBook Proを滑らせて落としたことはない」ということ。
設計時に何が計算されているのだろうか?重量感とフィット感が絶妙で、三年間の間、滑らせて落とすようなことは全くなかった。
膝の上の不安定なスペースでタイピングしても、片手で持ち上げても、落としそうになった経験はゼロ。
現在購入検討中の人の中には、「アルミ筐体で重く滑りやすそう、、、」と心配する人もいると思うが(実際僕もそう思っていた)、それほど心配する必要はないと思った。
デメリット
はっきり言って自分の相棒を非難するようなことは言いたくない。しかし、相棒の悪いところは、ともに過ごした時間が長くなければわからないのである。
内蔵インカメラに難あり。テレワークでは少し辛いかもしれない。
MacBookのカメラについては最近のコロナ禍になってやっと注目されてきている。これはあってはならない。高額な料金を払ってProモデルを選んでいるのに、このカメラでは心許ない。実際、iMac(2020)のカメラ性能とは雲泥の差。現行M1モデルでも改善なしの720pインカメラはテレワーク・ビデオ通話も多い現代には厳しいと思う。
使いこなせば使いこなすほど、他のOSを使う際にストレスが溜まる
MacBook Proの完成度の高さを物語るデメリットだが、他のデバイス・OSを使う際にストレスを感じる。Macの話だけではなく、一度良いものを体験してしまうともうダウングレードできないというのは人生のどんなことにも当てはまると思う。Macに惚れれば惚れるほど、Mac以外を使いたくなくなってしまうのだ。これ、他人事だと思っているでしょう?いえ、違います。
Macを手に入れると、例の循環が半強制的に起こってしまう。なぜか、それは「美しい」からである。結局、MacがそばにあるだけでMacを手に取る。それによって、Macにどんどん惚れ込んでいってしまうのだ。そんな魅力がMacにはある。Macだけを使えばいい状況の方には最高のメリットかもしれないが、例外の方もいるため、デメリットとして挙げた。
バタフライキーボードは、打ち下ろすようなタイピングに非常に弱いと感じる。また、埃に弱い。
これはバタフライキーボード搭載モデル(中古品・整備済製品で結構見かける)についての話だが、正直、Apple製品随一の癖の強さだ。コツが掴めなければ冗談抜きで20分で疲れる。当てはまる特徴は、「打ち下ろすようにタイピングをする人」である。
「滑らせるようにタイピングをする人」は、前述の通り、弱めの反発を利用し、キーボードから指を離さずに滑らかに静かにタイピングができるのだが、「打ち下ろすようにタイピングをする人」は、反発が弱すぎて指が疲れる上に、ストロークが浅すぎることにより鉄板を叩くような状態になるため、腱鞘炎になりやすいしタイピング音は絶望的にうるさくなってしまう。
また、埃による故障に弱い。埃によってキーボードの反応が悪くなることや、最悪反応しなくなり修理になる事例も非常に多かった。実際、僕の場合にも、キーを強く打ちすぎた時にキーがめり込むという、基本的にはありえないようなトラブルが起こり、パニックになった時があった。
また、バタフライキーボード搭載の中古モデルを購入する場合では、キーの印字に注目してほしい。キーの印字が剥がれているモデルもあり、そのような個体は、前使用者の打鍵が非常に強かった疑いがあり、強すぎる打鍵によるダメージで故障しやすくなっている可能性もある。これからバタフライキーボードモデルを購入される方は、キーボードの故障で時間を無駄にしないためにも、できれば実機を確認してほしいと僕は考えている。
吊るしモデルのメモリ8GBは正直足りない
前述のように、作業に快適さを求めるならメモリ8GBは厳しい。そして、これからMacを購入される方には、絶対にメモリ16GB以上搭載のモデルを購入した方がいいことを伝えておく。
結局、またこの話になってしまうが、Macを手に入れると、ほぼ確実に惚れ込んでしまい、次第に想定していなかったような高度な作業に手を出そうと考え出す。そうなると、確実にメモリが足りなくなる。そして、想定していなかった作業に高い知識があるわけないので、情報を見ながら作業をするために高い確率でブラウザアプリを同時に起動する。そうなると、アプリは落ちまくるし自分のモチベーションも落ちまくる。
そして、問題なのは、メモリは最低でも16GB以上必要だと言われているこの時代に、なぜかAppleはかたくなにデフォルトのメモリを8GBにしていることだ。おそらく、最低価格を1円でも安く見せようとしているからだろう。確かに価格も大切だが、せっかくMacを買うのだから予算など二の次、もともと異常に高いと言われているMacを手に入れることによって1ランク上のガジェットライフを過ごしたいと望む方が多いはずだ。吊るしのMacを一目惚れでお持ち帰りしてしまった者(笑)として、使用者の可能性を広げるのに十分な性能を1日も早く吊るしモデルにも確保してほしいものだ。
やはり持ち運びにPCバッグ or リュックは必要
MacBookを購入して積極的に持ち運ぼうとしている方に伝えておく。数あるノートPCの中でも特にMacBookはデリケートなので注意をしてほしい。理由は、異常な程の薄型化・軽量化によって、部品が壊れやすくなっているためだ。せっかく薄くなって軽くなったのに、機動力を台無しにするようなこととなってしまったため、デメリットとして挙げた。ただし、外出時には他にも物を持ち出すはずなので、それほど目立ったデメリットにはならないはず。
Touch Barモデルの電池持ちは、機動性に比べてあまりにも悪い
美しいから辛うじて許すようなもの。これで見た目が悪かったらフリスビーにしてしまうのではないかというくらいの電池持ちの悪さ。2021年現在、2017年モデルはYoutube動画視聴の場合、2時間半程度で電池残量0%になる時も多い。僕の場合は、前述したぬふぬふタイムの途中で電池持ちを気にしなければならなくなり、非常にストレス。僕はそれほど外出時にMacを持ち出す機会が多くないのでそれほど気にしないが、付属の充電器が謎なくらいに重い。ただし、充電速度も謎なくらいの爆速なので、それほど気にならないかもしれない。しかし、これらのデメリットによって、せっかくの薄型化・軽量化が台無しになってしまっているのは、これからAppleがしっかりと対峙しなければならない大きな問題かもしれない。
当然USB-Cアクセサリは必須
無線機器(特にBluetooth)の急速な発達が進む2021年現在、外出先でUSB機器を使う機会は少なくなってきていると思う。ただし、USB-Aなど、現在のMacBookで廃止された端子を使用しなければならないシチュエーションもまだまだある。そのため、やはりハブやドッキングステーションなどのUSBアクセサリを持ち運ぶのはやはり必須。それを考えると、いくら薄型化・軽量化されたからといって、形もそれぞれでバッグのスペースも消費する上に、重い場合もあるUSBアクセサリを持ち運びしなければならないのは面倒だ。ちなみに、一眼レフカメラ所持者の僕としては、SDカードポートの復活を期待する。
タッチディスプレイ採用はいずれあったほうがいいかも
実際、他メーカーでは積極的にタッチディスプレイの採用が行われているのに、Macが行わないのはおかしいと思う。常に時代の最先端をいくAppleがタッチディスプレイに興味を持たないのは違和感しかない。しかし、2021年現在、iPadとの連携機能や、SideCarなどの機能によってどうにかできる、、、と言われればそうなのだが、必ずしもiPadを所持しているとは限らないため、デメリットとして挙げた。
Touch IDが微妙
Touch IDが反応しない時がある。大事な時に反応が悪いとかなりのストレスになる。
現行モデルで改善されているのかどうかはわからないが、これは早い改善が待ち望まれるデメリットである。
購入を勧められる人、勧められない人リスト
ここからは、現行モデルも含め、2016年に刷新された以降のMacBook Proの購入を勧められる人、勧められない人を挙げていく。
購入を勧められる人
・Macを初めて買う人・興味がある人
もうこれは言うまでもない。こんな記事見ている暇があるなら黙って買った方がいいと思う。失敗は心配だと思うが、幸いにもApple製品はリセールバリューも高いので、1度でも興味を持ったら試しに買ってみるべき。
・外付けキーボードを用意することができる予算がある人・滑らすようなタイピングができる人(バタフライキーボードモデルに限る)
悪名高いと有名なバタフライキーボードのデザインが好きな人も少なくはないので書いておいた。バタフライキーボードは滑らすようなタイピングができる人なら、浅いストロークも問題は全くない上に、打ち下ろすような打ち方をする人でも、重さを気にしなければ、外付けキーボードを使用すれば全く問題ないので(自分で確認)、それほど気にすることはないと言うこと。大事なのは、興味があれば年式、スペック問わずMacを手に取ってみると言うこと。
・USB-Cアクセサリを買う予算がある人
USB-Cのアクセサリは高いものも多いが、予算があるなら気にすることはない。
・すでにApple製品を所持している人(特にiPad所持者)
Apple製品の高い連携機能をすぐに享受できるのなら、はっきり言って買わない理由など値段以外にはない。即買うべき。
・1つの製品を長く使いたい人
Macは部品の質も良く、サポートの対応も非常に良いので、1つの製品を長く使える。使いこなせるようになってきたら、Apple製品の買い替えではなく、使用環境などにも拘ってみよう。
・デザインが気に入った人
黙って買うべし。美しいMacはどんな日もテンションを上げてくれる。
・PCバッグ・バッグパックを持ち歩く癖がある人
薄型化・軽量化、さらに、Macがもともと金属ボディであることもあって、筐体のタフさには少し難ありと言ったところか。そして、場合によってはハブなどの持ち歩きの必要もある。しかし、PC収納前提のバッグ・バッグパックを持ち歩くなら一切の問題は無い。
・電池持ちの悪さの影響が少ない人(一部モデル)
特に僕のモデルを含め、Touch Bar搭載モデルで異常に電池持ちの悪いものがあるが、外出先などでMacの出番が少なく、そもそも使用場所が自宅中心で、バッテリー駆動をする必要がない環境ならば、気にする必要はない。
・究極の1台が欲しい人
macOSと本体の高い万能性により、MacBook Proはどのような場所でも非常に快適。何をするとにも安心な1台が欲しい。という要望に、MacBook Proはしっかりと答えてくれるはずだ。
・iCloudが使用できる人(吊るしモデルは容量が心許ないので)
僕のように家電量販店でお持ち帰り購入になる人も少なくはないと思う。一度実機をその目で見てもらいたい。一目惚れするはずだ。しかし、家電量販店にある吊るしモデルのストレージは2021年現在時代遅れとも言える心許ない256GB。その場合には、iCloudをうまく活用する必要もあるが、使用できる人には家電量販店での購入も勧められる。
購入を勧められない人
・内蔵インカメラを使用する機会が多い人
このご時世でテレワークも増えてきている今、カメラのスペックアップは待ち望まれる。
・さまざまなOSのPCを使用している人
こればかりはMacの快適性が裏目に出てしまう場合。
・Touch Barが嫌いな人
新品ならTouch Barが確実に搭載されている上に、MacBook ProでTouch Bar非搭載モデルが発売されたのは2017年モデルが最後。その後のMacBookでの非搭載モデルはMacBook Airしかない。ただ、現在のMacBook Airは、ファンがないこと以外には、それほど大きな問題もないため、どうしてもProが欲しい人以外には関係のないこととも言える。
・できるだけ荷物を減らしたい人
実際、僕もハブをバッグ内で無くしそうになってしまったことが何度かある。場合によってはハブも必要だし、一部のWindows機と比べればタフさには間違いなく欠ける。せっかくのMacを壊さないためにも確実にPCバッグ・バッグパックの使用が必要となる。
・Windows環境が完成している人
もうWindows機が完成しており、それで何も不満がないのなら、現在の環境をもっと磨き抜いて欲しい。ただし、Macの美しさ・Apple製品の連携機能に可能性を感じているなら、購入を検討してみてもいいと思う。
だから何なの?
簡単に言えば、2021年現在、Mac未使用者の感覚とMac使用者の感覚が全体的におかしいほどずれているということなのだ。
Mac未使用者からすると、インターネットで有名メディアが新型Macを買え買えとひたすら煽り、それに乗せられたMacユーザーが新型Macを抱えドヤ顔でカフェに行く、メディアでMac使用者の凄いクリエイターがMacを使いこなす、という部分的な情報しか見えず、Mac=超上級者専用のものだと思っている、さらには、Macに搭載されているmacOSという存在すら知らないという人もかなり多い。
しかし、実際、Mac使用者からすると、MacはiPhone使用者、特に、パソコンに詳しくない人が手にとって欲しいと思っているのだ。それは前述した通り、macOSの利便性があるからなのである。Windowsと比べ、macOSのApple製品との連携能力の高さ、誰でも使える便利機能の充実さなど、実は初心者がパソコンを使う上でのハードルを下げる能力は10000000%macOSのほうが上。そして、最新の製品など使う必要はないし、はっきり言ってしまえば、Mac使用者のほとんどが自分のMacに惚れすぎて、最新製品に興味がなくなる人がほとんどだ。そして、自分のために、愛するMacをさらに使いこなすためにさまざまなアプリを購入したり、他のApple製品やガジェット、さらには最新のmacOSに追加されていく追加機能を堪能したり、まさに楽しみは無限大。古くなったからと言って飽きることなど一切ない。
そう。Macは使用者に最高の体験をさせてくれるパソコンなのである。だからこそ、初心者でパソコンに興味がある、その中でも特にiPhone使用者の方にお勧めしたいのだ。
補足:Retinaディスプレイについて
現行製品のMacBookには超高画質なRetinaディスプレイが搭載されている。これについて、非常に大事なことがある。それは、「中古製品に存在する非Retinaモデルは特別な事情がない限り選んではいけない」ということである。
Retinaディスプレイ搭載モデルと非搭載モデルでは恐ろしい画質の差がある。新品の購入検討ならそれほど関係のないことだが、せっかくMacを選ぶのだから、絶対にRetina搭載モデルを選んで、高画質液晶による長時間作業の快適性を味わって欲しい。
総評:「愛」Book
とにかく愛し続けられる製品である。そして、Macを愛するということはmacOSを愛すること。Macのように「愛」を持つことができるOSを持ったパソコンは数少ない。
何年経っても色褪せない魅力がある、いつでも美しいMacBook。もしもこの記事を読んでいるあなたが1つでもApple製品を所持しているなら、ぜひ手に取ってみて欲しい。そして、Macを手に取った後、Apple製品を揃えて連携機能を味わったり、様々なアプリを最高のmacOS上で動作させたり、僕のようにブログに挑戦してみたり、Macが引き摺り込んでくれる沼を味わい尽くして欲しいと思っている。
僕はこれからも相棒と色々な世界を見てみたい。いつまでもそんな気持ちにさせてくれるMacBook Proに感謝。
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