【Macユーザー向けに徹底比較】お勧めは意外なあのモデル?MacユーザーがREALFORCEのモデル選びで覚えておくべき3つの世代と8個の比較ポイント

管理人
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以前HHKBについての比較記事を書いていたが、REALFORCEに関して比較した記事は書いていなかった。なので、今回は僕がキーボード沼に引き摺り込まれた原因となったREALFORCEのおすすめモデルを、Macユーザーの視点から考えてみることにした。

補足:HHKBの比較記事はこちら

徹底比較!HHKBのお勧めモデルを考えてみた[2021年版]

R2からR3への移行期

この記事を執筆した2022年3月現在、REALFORCEは2代目であるR2、3代目であるR3がモデルによって混在しているという凄まじくカオスな販売状況となっている。そのため、「3代目の方が新しい」、「2代目にMac専用モデルがある」という簡単な情報だけ見て選んでいると自分に合ったモデルにはいつまで経っても出会えない可能性が高い。そのため、5分程度の時間があるなら、この記事の先の内容にも目を通していただけるとありがたい。

REALFORCEの世代とモデルについて簡単に解説

REALFORCEは3世代にわたって様々なモデルが発売されているため、まずはそれぞれの世代と代表的なモデルを説明していく。

初代REALFORCE

元々業務想定で作られていたこともあり、REALFORCE史上一番と言っていいほどの無骨さを持つ初代REALFORCE。16年もの間販売されたが、第2世代のモデルであるR2発売後に生産が終了しており、新品を手に入れるのは非常に難しくなっている。

僕が所持している初代REALFORCE 108UBKのケーブル交換修理を行った2021年2月時点ではケーブルは何の問題もなく新品に交換となったため、初代モデルの部品も東プレに残っているのだろうと推測できる。そのため、故障した初代モデルを格安購入したのち修理して使う、という選択にも大きな問題はないはず。とは言っても、後述するR2モデルの改良点がどうしても許容できない一部の人たちが初代モデル争奪戦を常に繰り広げているため中古品も価格は上がるばかり。何か特別な理由がない限りバリエーションが他モデルより少なく、かつ高額な初代モデルを購入する必要はないだろう。

さらに、初代REALFORCEはApple製品での使用を全く想定していない。そのため、初代REALFORCEをMacで使用する際にはソフトでキー配列を変更して使用する必要がある。それが必要ないR2 for Mac、R3と比べると面倒なため、購入するべき理由はほぼないと言って問題はない。そのため後述のHiProも含め今回はあまり言及しない。

初代REALFORCE HiPro

後述するREALFORCE RGBと並ぶ超個性派モデル。HiProという名前ではあるものの、このREALFORCE HiProは上位モデルというわけではなく「タイプライター風のキーボード」という位置付けであるため、超高速打鍵に特化したモデルではないことは理解しておく必要がある。

しかし癖が強かったのが原因だろうか、HiProはR2、R3共に販売されていない。しかも初代REALFORCEと同様Apple製品と相性が悪い製品であることに変わりない上に、タイプライター風キーボードは他メーカーでも販売されており、無理にこの製品を買う必要はない。そもそも、10万円近い価格のHiProを買おうと決めている人はこんな画像未掲載の雑な記事を読むことすらないと思う。。。

REALFORCE R2

第2世代のREALFORCE。初代REALFORCEにあった業務用らしさのある無骨な印象から大きく印象が変わり、一般ユーザー向けにスリムなデザインを採用したことが大きな特徴。他にも、ラインナップ増加、APC機能(後述)の採用、内部鉄板への防錆加工、5000万回のスイッチ寿命を誇る第2世代スイッチの採用、一部配列をゲーミングキーボード寄りのものに変更するなど全体的に近年の一般ユーザーがメインターゲットになっていることを印象付ける特徴が多く、個人的にはREALFORCEが誰にでも勧めやすい製品に進化したタイミングだったと思う。

さらに、後述するREALFORCE RGB、REALFORCE for Macなど、用途想定が偏った製品が多く登場しており、初代REALFORCE以上にさまざまな用途が想定されていることがわかる。

REALFORCE R2 for Windows

Windowsユーザー向けに発売されたREALFORCE R2。特徴は前述の通りだが、後継モデルであるREALFORCE R3の登場によってほぼ全てのモデルが既に生産終了している。さらに、REALFORCE R2には前述の通りMac用のモデルが存在しているため、Windows用モデルを購入する必要は全くないのでMac用キーボードだけ探している人は初代同様こちらも無視してOK。

余談だが、初代モデルと比べてJIS配列のスペースキーが長いことが波紋を呼んだ。それが原因か、後継モデルのR3では初代とR2の間くらいの長さになっている。

REALFORCE RGB

元々ゲーミング用途も想定されたR2だが、こちらは完全にゲーミング用途を想定。押下圧45gのAPC搭載モデルのみという攻めたラインナップに加え、REALFORCE専用ソフトウェアにいち早く対応し、REALFORCE史上初のLEDバックライト、またもREALFORCE史上初のメカニカルキーボードと互換性があるキースイッチに2色整形キーキャップなど、史上初だらけの超個性派。

ベースは上のWindows用モデルなので、ゲーム用途を考えていない人はこちらも無視してOK。

重要:REALFORCE for Mac

Macユーザー向けに発売されたREALFORCE R2。Windows向けのモデルと大きな特徴は一致しているものの、デザインや配列がMac向けのものに変更されており、日本語配列の全てのモデルでかな刻印が存在しないことがポイント。実はこのREALFORCE for Mac、BootCamp環境で使用しやすくするための「Windowsモード」なるものが使えたりもするR3に隠れた超優秀モデル。

Windows用と比べてラインナップが少ないのが短所ではあるが、ベースモデルと最上位モデルだけのラインナップでシンプルになっているため、ある意味初心者でも選びやすい。

超重要:REALFORCE R2 PFU Limited Edition

キーボード界で知らない人はいないと言えるほどの超有名2大巨頭である東プレとPFUのコラボモデルとも言えるようなREALFORCE。PFU Limited Editionという名前にもある通り、REALFORCE同じ東プレ製の静電容量無節点方式を搭載したHHKBの最上位モデル「Type-S」のスイッチを搭載したREALFORCE。

Windows、Macどちらのモデルも発売されており、東プレ版R2にはない「最上位モデル、押下圧45g(東プレ版R2は30gのみ)」の穴埋めとも言える当モデルだが、重要なのはType-Sのスイッチではなく、R2テンキーレス用とは言ってもREALFORCE用のBIRD電子製アクセサリーが発売されたことだ。

それによって、HHKBの圧倒的長所として君臨しているBIRD電子製アクセサリーの中のパームレスト、キーボードルーフ、吸振マットの3つがREALFORCEでも使用可能になった。特に、パームレストは約4mmというストロークによってキーボード本体の高さが高くなりがちな東プレ製静電容量無節点方式のキーボードには間違いなくと言っていいほど必須であり、初心者リアルフォーサー(REALFORCEユーザーのこと)には大量の他社製品の中からREALFORCEに合うパームレストを必死に探すという恐ろしい通過儀礼が存在したが、純正パームレストとも言えるBIRD電子製が発売されたことによってこの問題に終止符が打たれたのは非常に大きな出来事だった。
とは言ってもフルキーは本体のみ限定発売で本体、アクセサリー共に通常販売はテンキーレスのみであることには要注意。

余談だが、REALFORCEユーザーの僕もこの通過儀礼は経験済み。低反発の分離型パームレストで大失敗し、結局はHHKB用パームレストをHHKBと共用するという選択に至ったが、さらにいい答えがありそうな気がしなくもないと思い続けている・・・

重要:REALFORCE R3

R2からさらに一般ユーザー向けに改良された最新モデルの3代目のREALFORCE、REALFORCE R3。
R2に採用されたスリムなデザインから初代寄りのデザインに逆戻りしたことに加えJIS配列のスペースキー問題をはじめとするR2にあった問題点への対策が行われ、R2のゲーミングキーボード並みの高機能を継承しただけではなく、HHKBですでに採用されていたHYBRID接続(後述)搭載モデルの登場やパネルデザイン、カラーキーキャップなどのカスタマイズバリエーションの追加などが行われた最強モデル。

Windows向けにはなっているものの、Bluetooth×4+USB×1の接続が可能なHYBRID接続や2つのキー配列保存機能などがあり、Macユーザーも問題なく使用できる。

ただし、Windows向けであるだけにデザインもWindows寄り。Macユーザーにはあまり向かないような気がするし、後述するR3 for Macの噂もある今、実はR3を無理に選ぶ必要もそれほどなかったりする。

比較ポイント

REALFORCEを購入検討するに当たって、今まで説明してきた世代の話を全て覚える必要はない。そもそも、僕がREALFORCE 108UBKを購入した際にはモデルを決めてさえいなかったし、世代や型番の区別さえも知らなかった。しかし今僕は満足している。理由は簡単だ。全モデルが静電容量無節点方式を採用しており打鍵感は素晴らしく、大体はどのモデルを選んでもそれなりに満足できてしまうからだ。

ここからは、自分に合うREALFORCEを選ぶための大事な比較ポイントを一つずつ見ていこう。

Pro?Lite?

以前HHKBには安価なLiteモデルが存在していたことがあったが、そもそもREALFORCEに安価モデルが発売されたことがない。そのため、どのモデルを買ってもそれなりに満足できるのだが、ほぼ全ての新品が2万円超え、最上級グレードになってくると3万円を超える。中古も「これって新品価格じゃないの!?」と思ってしまうほどの凄まじい価格となっている。

個人的には、安価なメンブレン方式を使用したLiteモデルが発売して欲しいとは思うものの、静電容量無節点方式の羽毛布団のような打鍵感が売りのREALFORCEには安価モデルは発売されないと思われるので、どうしても不安な人はREALFORCEに近いような「軽い押下圧、メカニカル風」の格安メンブレンキーボードを試してみることをおすすめする。ちなみに、僕のおすすめは「ELECOM TK-FDM088TBK」。REALFORCE Liteが登場した際にはこのような製品になるはずだと勝手に想像している。

JIS配列?US配列?

Mac or Windows問題と同じほどかそれ以上に話題に上がるキーボードのJIS配列 or US配列問題。
それに関しては「Apple信者1億人創出計画」のこちらの記事がものすごく参考になる。
※MacBook Proとなっているが、基本的にはJIS・USどちらのキーボード配列がいいかというお題になっているため、一度は読むべき。

MacBook Pro日本語or英語配列キーボード問題。答えはただ1つ。

HHKBの比較ではHHKBの性質上圧倒的にUS配列を勧めたが、REALFORCEでは少し答えが違う。理由は重さだ。省スペースで比較的軽量なキーボードであるであるHHKBとは違い、REALFORCEはごく一般的な配列を採用しており、かつ内部に鉄板があることによってHHKBの約2〜3倍の重さがある。それは据え置き使用での筐体の高い安定性による快適な長時間打鍵の快適性が保証されるとともに、毎日の持ち運びはほぼ不可能であることを示している。そのため、ほぼ間違いなく外出先には別のキーボードを使う必要が出てくる。

そのため、個人的にはUS配列を勧めるものの、基本的には元々持っていた外付けキーボードやMacBookのキーボードの配列に合わせて買うことをお勧めする。カスタマイズモデルではない全てのMacBookがJIS配列のため、配列のカスタマイズを行なっていない人はJIS配列を購入した方が満足度は高いと思う。

ちなみに後述するHYBRIDモデルのJIS配列だが、iPadに接続するとUS配列キーボードとして認識され一部のキーが正しく入力されないので要注意。iPadにも接続して使う予定があるならUS配列の方が満足できる可能性が高い。しかし、REALFORCEの機動力の低さは結果的にiPadの足を引っ張ると言う問題を引き起こしがちなので、iPadでメインに使うなら軽量省スペースなHHKBを選んだ方が幸せになれると思う。

フルキー?テンキーレス?

これまた論争が止まないフルキー or テンキーレス問題だが、個人的にはテンキーありモデルがお勧め。例えばこのモデル。(REALFORCE Storeで他のモデルも比べてみて欲しい)

R3HA11/ハイブリッドモデル/フルキーボード/無線&USB/静音/ブラック&ダークグレー/日本語配列/REALFORCE/R3キーボード」¥34,980 

R3HC11/ハイブリッドモデル/テンキーレス/無線&USB/静音/ブラック&ダークグレー/日本語配列/REALFORCE/R3キーボード」¥34,540 

上がフルキー、下がテンキーレス。搭載機能は全て同じでテンキーがあるかないかの差だけなのだが、フルキーモデルはテンキーが搭載されているのに価格はほぼ同じなのだ。

ちなみに、テンキーレスモデルにも大きなメリットがある。この3つが魅力的に感じるならテンキーレスの方がお勧め。

・BIRD電子の吸振マット使用による打鍵感向上&静音化(R2のみ該当)

・300g軽量、かつテンキー分省スペース。

・初代モデル、押下圧45g標準スイッチの外付けテンキーが存在。

押下圧は?

REALFORCEには4種類の押下圧がある。

・力の強い指で押すキーの押下圧を重めに、力の弱い指で押すキーの押下圧を軽めにした、タイピング特化の変荷重

・全キーを同じ押下圧にした等荷重キーボード、その中でも中間クラスの押下圧の45g

・等荷重キーボードの中で一番軽い押下圧の30g

・等荷重キーボードの中で一番重い押下圧の55g

重さを簡単に表すとこんな感じ。変荷重は力の強い指は45gと同じ押下圧となっているため、ほぼ45gと捉えて問題ない。

さて、この押下圧なのだが、当然個人差があるため試打しなければわからない。ただ一つ言えるのは、中間クラスの45gや変荷重でも同じ45gのHHKBより疲れないということ。

僕は変荷重のREALFORCE 108UBK、HHKB(静音・非静音それぞれ)を所持しているが、学習・ブログ執筆・ぬふぬふライブが重なった際にほぼ一日中キーボードを打鍵した日もあった。実はその時それぞれのキーボードを使ってみたが、変荷重のREALFORCEはHHKB Type-Sと比べても圧倒的に疲れにくいと感じた。だが、それは変荷重であることが理由ではない。前述した内部鉄板による安定性なのだが、重いだけに剛性感があり高速打鍵をした際の指が吸い付く感触の質の良さがHHKBを大きく上回るため、結果的に指へのダメージが軽減されていたからだった。
※REALFORCE変荷重のEscとNumLockが55gとなっている?のだが、REALFORCEの55gとHHKBの45gの体感押下圧はほぼ同じだった。軽い方から30g<<<<変荷重<45g<<<<HHKB=55gくらいの体感。

個人的なことを言ってしまうと、どの押下圧でも満足できると思う。そもそもREALFORCEが本当に気に入れば正気に戻る頃には多数所持していても全くおかしいことではないので、あなたが1%でも欲しいと思っているのならばこんな記事は今すぐブラウザバックしてたまたま目に止まったモデルを注文してみてもいいのかもしれないとまで思う。

静音?非静音?

これは好みによるのだが、凄まじい筐体サイズと重さによって外出先で使用する確率がHHKBより圧倒的に少ないREALFORCEは、打鍵音が大きいことによる弊害が少ないため静音の有無を重要視する必要は全くないと思う。

一番のおすすめは試打をして気に入った方を選ぶと言うこと。ただ、展示されている店舗が少ないのが大きな問題。試打できない場合でも、Youtubeの打鍵音動画を参考にして自分が気に入りそうな方を選択するという方法もある。

ここから2022年4月5日追記

ただし、初代REALFORCEユーザーを対象として一つ注意してほしいことがある。それは、R2以降の静音モデルの打鍵感は初代静音モデルのふわふわ感が消えている可能性が高いということだ。
僕はREALFORCEの静音モデルは使ったことがないので詳しくはわからないが、YouTubeの打鍵音動画を見る限り初代の静音モデルはふわふわ感が非常に強い打鍵音なのに対し、R2以降の静音モデルは非静音モデルの打鍵音をそのまま小さくしたようなカチャカチャ音がしっかり残ったものに聞こえる。

おそらく、5000万回の打鍵に耐える第2世代スイッチに改良された際に何らかの仕様変更があった可能性が高い。
初代静音モデルの印象があまりよくなかった人も、R2以降の静音モデルは確認しておいた方がいいかもしれないと思ったので追記。

APCの有無

R2から登場したAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー機能)。これは各キースイッチのオン位置を3段階(R3は4段階)で調整できる機能なのだが、キースペーサーと合わせてストロークの調整を行うことができるという利点があるためストロークが浅いMagic Keyboardやバタフライキーボードからの移行率が高いMacユーザーは、予算が許すのであればAPC機能とキースペーサーを利用してゆっくりとREALFORCEの深めのストロークに慣れていくことをお勧めしたい。

ちなみにR2 for Macは上位モデルのSAのみ、R3は全機種が標準装備している。

USB?HYBRID?

REALFORCE R3でいよいよ登場したHYBRIDモデル。これはR2までのUSB接続に加え、さらにBluetooth 5.0を使用して4台のデバイスとマルチペアリングができるという驚きの機能。しかも有線とBluetoothを両方使用した5台のマルチペアリングにも対応しているという凄まじいスペック。

実はほぼ同じ設計で同じスイッチを使用しているHHKBで2016年にBTモデル、2019年にHYBRIDモデルが登場しており、初のBluetooth搭載モデルであるBTこそ接続不良などもあり不満が多かったものの、バージョンアップされたHYBRIDモデルではその不満もあまり聞かなくなった。しかもHHKBのHYBRIDモデルのBluetoothバージョンが4.2なのに対しR3は5.0なので、接続性に関しては全く心配する必要はないと感じる。

ただし何度も書いている通りREALFORCEは持ち運びに向かない。凄まじい筐体サイズと重さなのでほぼ自宅での使用となるはず。iPadやMacBookとペアリングするにもキーボードがオーバーサイズになることは明らかなので、「どうしても無線が欲しい!買ったらマルチペアリングしたい!」と思っていないのであればHYBRID機能を重要視する必要は10000%無い

レーザー印刷?昇華印刷?

打鍵感も変わるし耐久性や満足度にも直接影響するので、超超重要ポイントでもあるキーキャップ問題。

REALFORCEにはレーザー印刷と昇華印刷という2つのキーキャップ印字方式がある。

レーザー印刷・・・キーキャップ表面をレーザーで焼き付けて印字する方式
(R2 for Macではブラックに該当、R3もブラックの一部に該当)

昇華印刷・・・樹脂にインクを高熱で染み込ませて印字する方式
(R2 for Macではシルバーに該当、R3はホワイト、またはブラックの一部に該当)

耐久性の面でも打鍵感の面でも間違いなく昇華印刷の方がおすすめ。
僕が使用している初代モデルの108UBKはキートップの手触りは、ぬるぬるな上に手汗に敏感で長時間のタイピングでは手汗ダメージのせいで指の滑りが非常に悪くなる。ただしR2以降のレーザー印刷では、キーキャップの素材がABSから昇華印刷と同じPBTに変更されており、R2 for Mac、R3共に手汗問題は該当しない。
しかし印刷の方式上、インクを染み込ませていないレーザー印刷はどうしても耐久性に劣る。使用開始後半年程度でホームポジションのキー印字が剥がれる事例も多く、実際僕のREALFORCEのキートップは、ホームポジションを中心に、使用頻度の高いキーから印字が剥がれている。

打鍵感の変化についてだが、僕はREALFORCE R2 for Macは試打したことがないので詳しくはわからない。しかしWindows向けのREALFORCEのキーキャップに非常に近いHHKBの墨、白のモデルを2年以上所持して出た結論は、方式が変わってしまったのかと思うくらいの打鍵感の差があるため、見落としがちではあるが一番重要なポイントであるということであるというものだった。
ただし、R3にはアクセサリーとしてカラーキーキャップが存在する。詳しい内容は後述するが、採用されているのは昇華印刷のため、今すぐR3を購入したい人はとりあえずカラーキーキャップでキーキャップ交換をする前提で、印刷方法は気にせず本体のカラーだけを考えて購入するのもいい買い方であったりする。

アクセサリー

アクセサリーではR3のテンキーレスが圧勝。

REALFORCE R2 PFU Limited Editionの発売時から、BIRD電子のHHKB純正アクセサリーをREALFORCE R2 テンキーレス用にしたものが販売されている。同じ東プレ製静電容量無節点スイッチを搭載したHHKBの純正アクセサリーなので実質REALFORCEの純正アクセサリーと捉えることもできる製品だ。

テンキーレス用のみではあるものの、ウッドパームレスト、キーボードルーフ、吸振マットが販売されており、吸振マット以外はおそらくR3でも使用可能なものと思われる。

一方、R3には東プレの純正アクセサリーとしてパネルデザインキット、キースペーサーセット、キーキャップセットが販売されている。

将来性を考えても、最新モデルのR3は吸振マット以外は全てのアクセサリーが使用可能な上に、R3は発展途上でこれからさらにアクセサリーが増えるものと思われるため、どうみてもR3の圧勝。

ちなみに、吸振マットを装着することによって凄まじい静音化と打鍵感の向上ができるという利点があるが、R3は初代やR2よりもゴム面積が増え、その上ただでさえ重いのにR2から300gも重くなっているため、R2の吸振マット装着分アドバンテージはほぼ分相殺されていると思われる。

それぞれのおすすめモデル

最後に、REALFORCE購入検討者(Macユーザー前提)によくある3つの代表的な要望からそれぞれにお勧めなREALFORCEを考えていこう。

パターン①:24時間、365日実力を発揮する現在最強のREALFORCEが欲しい

R3HA21/ハイブリッドモデル/フルキーボード/無線&USB/静音/スーパーホワイト/日本語配列/REALFORCE/R3キーボード

上記のモデルはテンキー付きJIS配列でホワイトの昇華印刷と誰でも簡単にREALFORCEを味わい尽くせる仕様で、さらに静音やAPCを搭載しHYBRID接続にも対応している、2022年3月現在最強のREALFORCE。
「共用しているデスクトップMacのキーボードが疲れるから買い替えたい。誰でも使いやすい配列で打鍵音がそれほどうるさくないキーボードを探している。」という人にはうってつけの1台。
さらにはiPadやMacBookにもマルチペアリングできる万能機であるため価格も気にならないだろう。問題は1.6kgという重さとWindows向けのデザインだが、それを許容できるならこれ以上ない1台となるはず。ただ、今は購入を待った方がいいかもしれない理由がある。それについては後述。

パターン②:HHKBユーザーの買い足し

これもネット上でよく見受けられる。デスクトップMacでのみREALFORCEを使用し、MacBookやiPadではHHKBを使用するというスタイルにしたいという例。

・REALFORCE TKL for Mac / R2TL-USVM-WH

上記モデルはREALFORCE for Macのいわば下位モデル。テンキーレスUS配列の昇華印刷とHHKBとの差が少なく、かつ変荷重でREALFORCEらしさをしっかりと持った1台。このモデルを使用しておそらく発売すると思われるR3 for Macを待ち、自分にREALFORCEが合うと思うならばこのモデルを売却して自分好みのR3 for Macを購入するというのが一番予算に優しい買い方だと思われる。
試打では非常に困難なこのご時世だからこそ、30g、45g、55gの全ての押下圧を搭載した変荷重は全ての押下圧を試すことができるのも大きなメリット。
REALFORCEは中古でも驚きの価格で落札されている。必要ないほどの耐久性があるため価値が下がりにくく、モデルによっては新品以上の価格のREALFORCEを巡りファン(というよりもはや狂信者)が争奪戦を繰り広げる場面もよく見かける。あくまで個人の推測だが、上記のモデルは昇華印刷でキートップの状態も悪化しにくいので、購入価格の6〜7割の価格で売却することができるだろう。

パターン③:Macに合うデザインのREALFORCE R3が欲しい

購入は待った方がいいかもしれない例。この記事を書いている2022年3月、Windows向けR3の中で最後まで発売されなかったR3の英語配列モデルが登場、いよいよR2 for WindowsはPFU Limited Editionを残し全てが生産終了、R3モデルに置き換えられることとなった。残るR2はRGBとfor Macのみ。このペースであればおそらく2022年後半2023前半にはRGBやfor MacもR3に世代交代すると思われる。

もし予算に余裕があるなら旧モデルHHKBをAmazonセールなどを利用して格安購入し、HHKBへの感想を参考にしながらこれから発売されると思われるR3のモデルを吟味するのがベスト。

結論:お勧めはまさかのあのモデル!?

結局2022年現在おすすめのREALFORCEは、R3でもなくR2 PFU Limited Editionでもなく、R2 for Macの下位モデル「R2TL-USVM-WH」である。

とりあえずREALFORCEらしさがあってかつ比較的リーズナブル。前述の通りR3への買い替えもしやすい。しかし、セールを利用してPFU Limited Editionを約5000円引で購入し、ほぼ同価格で売却してR3を手に入れるという裏技があることは言うまでもない。
今はR3を楽しみ尽くせるようにする準備期間にするべきというのが当ブログの結論だ。

もちろん、今すぐ最高のREALFORCEが欲しい人にはWindows向けということを理解してR3を購入するという選択肢もある。

ちなみに僕もR3 for Macは購入予定。「Apple信者1億人創出計画」管理人のぬふぬふさんも購入すると思われる上に既に資金も用意できたので絶対に買う。何があっても買う。

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